身体静止学(スタシオロジー)という研究を打ち立てた平沢博士が開発したピドスコープ(設置足底投影装置)を使い、社内の様々な下駄や草履を社員自ら履き、その重芯や安定感を測定しました。
また、開発した下駄の台に少しずつ差をつけ、重心や接地面の安定する条件を特定していきました。
著書『足のうらをはかる』(ポプラ社)ほか。
主な論文『スタシオロジーから見た左足』(医学書院)、『直立歩行を支える左足』(アメリカン・サイエンス)
ピドスコープの開発者でもある、故 平沢彌一郎博士は40万人以上の足の裏を測定し、現代人の直立している時の重心位置が、かかと寄りに移ってきていることを指摘し、中足指節関節(足の指の付け根)の機能低下によるものとみて、将来人が立てなくなる可能性があることを危惧されていました。
『人は本来足の指で地面をつかみながら歩いている。その時重要な役目をはたしているのが中足指節関節であり、足の指で鼻緒をつかんで歩く下駄は、その原理を最大限に利用すれば健康や美容に大いに貢献する。』
そんな平沢博士の指導のもとに開発されたのが、“ピドヒール”です。